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今、超微粒子超硬合金EM-10がすごい

ツール素材の革命児

ツール素材として使用される超硬合金(Cemented Carbide Alloy)は、硬質・高靭性の炭化タングステン(WC)を主成分として、炭化チタン(TiC)などの超硬質かつ高融点粉末を、コバルト(Co)などの結合材を用いて焼結法により、製造したもので、ばね機械においても古くから種々の材種の超硬合金が使用されてきました。この超硬合金には硬度を増せば欠けやすくなるという欠点があります。
  MECでは長年の研究とロングランテストの結果を踏まえて、超微粒子超硬合金EM−10(東芝タンガロイ社の商標名)への材種変更を進めています。MECのNCコイリングマシンSHシリーズの主要ツールはEM−10に変更。NCスプリングフォーマーのツールも随時移行中です。

それでは超微粒子超硬合金とはどんな素材でしょう。
超微粒子超硬合金は、主成分であるWC硬質層が通常の超硬合金に比べて、極めて微細(平均粒度1μ m以下)であることが特徴です。これにより、同じ硬さの通常の超硬合金よりも高い強度(靭性)が得られます。なかでもEM−10は、1μ m以下の粒度の中に2〜3μmの粒度の粗い硬質層を配置し、より高強度な素材で工具刃先の耐微小チッピング性に極めて優れた合金です。




従来の超硬素材と比較してみると
材種名 硬度
(HRA)
抗折力
(kgf/mm2)
EM-10 91.5 350
TU-20 91.5 230
D25 89.0 340
  表からもわかるように硬度はTU-20並で、抗折力はD25以上あります。
コイリングポイントとワイヤガイドはEM−10に変更後、約5倍くらい寿命がのびています。又、アーバはカットのバリがきびしいので、2.5倍くらいの寿命ののびとなっています。総体的に従来の超硬よりはるかに良い結果 がでています。


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